和歌山市教委の2課、補助金を不正流用 285万円プール
和歌山市教委の青少年課と文化振興課が地域のスポーツ・文化活動などへの補助金の一部をプールし、不正に流用していたことがわかった。
1991~2005年度で少なくとも計約285万円のプール金があり、市教委は内部調査を進め、職員の処分を検討する。
市教委によると、青少年課は、市民の地域クラブに国などからの補助金を交付。
クラブが解散したり、活動を休止したりして余った補助金を銀行口座などに保管していた。
91年度以降だけでも計約221万円にのぼり、うち約52万円を備品購入など別経費に流用、約23万円が使途不明という。
文化振興課は、市民文化まつりの運営費として交付した02~04年度の補助金のうち、余った約64万円を保管、うち約34万円を備品購入などに充てたという。
林秀晃・市教委教育文化部長は「公金の不適切な処理で大変遺憾。再発防止に努めたい」としている。 [読売新聞 ] (2007年1月14日)
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